侍・稲葉監督 秋山と菊池を称賛「先頭に立ってやってくれた」【一問一答】
「日米野球、MLBオールスター1-4侍ジャパン」(15日、ナゴヤドーム)
侍ジャパンが有終の白星締め。トータル5勝1敗で、MLB選抜を圧倒した。
以下は会見での稲葉監督の一問一答。
-今大会全6試合を終えた。
「まずはMLBの皆さん、日本に来てくれて、真剣勝負をしてくれまして感謝申し上げます。ジャパンとしましては、力のある選手と対戦することができて、非常にいい経験ができたと思いますし、侍ジャパンとして非常に前に進めたと思います。2020年の東京オリンピックに向けて、非常にいい6戦を戦えたと思います。選手は主に色んなことを感じたと思いますけど、オリンピックに向けて、必ずこの経験を生かし、成長してくれると信じております」
-収穫や課題は
「若い選手をジャパンにいれて、その若い選手がどういう活躍を、姿を見せてくれるかを非常に楽しみにしていました。ピッチャーを含めて非常によく頑張ってくれました。特にピッチャーの方、これだけの素晴らしいバッターを相手に逃げることなくどんどん攻めてくれた。そういう姿を見て非常に大きな収穫だったと思います。また、バッター陣も強いボールを投げるメジャーリーガーのボールに必死に食らいついて終盤の逆転を3試合できたことに大きな自信を持っていいと思います。今回のジャパンは若い選手からベテラン選手まで融合したチームでしたが、チームがひとつになり、すごく侍ジャパンとして前に進めたと思います」
-6試合で5勝1敗。試すことと勝つことが両立できたのでは?
「今回は特にピッチャーなんですけど、ある程度制約された中で、コーチと色んなことを話し合って6戦できた。すごくいい6試合だったと思っております。コミュニケーションもしっかり取れて、選手も起用に応えてくれたのは、当然選手の力なんですけど、なるべく選手に負担がかからないようにコーチと話し合ってやってきた。前に進めたのではないかと思っています」
結束感を高めた一番の要因は
「チーム全員がこのジャパンに対しての強い気持ちを持ってくれたことが一番の要因になると思います。特に秋山選手、菊池選手。合宿を経て、初日に2人には『このチームを頼むよ』と話をしました。『しっかりと任せて下さい』と心強い話をしてくれまして。こういう経験のある選手がしっかりと、まとめてくれて、先頭に立ってやってくれたのも大きかった。岸投手、柳田選手も疲れている中、ジャパンのために必死に。また若い選手がそれにどんどんついていったのが結束力につながっていったんだと思います」