トライアウト注目選手の結果…西岡&中井が強烈二塁打 久古は不整脈発症も力投

前ヤクルト・成瀬善久(右奥)から中越えに適時二塁打を放つ前阪神・西岡剛=タマホームスタジアム筑後(撮影・吉澤敬太)
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 「12球団合同トライアウト」(13日、タマホームスタジアム筑後)

 現役続行をかけた男たちの真剣勝負。超満員の客席で、NPBの各球団、独立リーグなどの編成担当者が熱視線を送るなか、シート打撃が行われた。

 ベストナイン4度の実績がある西岡(阪神)は、第2打席でロッテ時代の同僚・成瀬(ヤクルト)から左中間へ適時二塁打。安打はこの1本に終わり、4打数1安打2三振だったが、内野ゴロでも全力疾走も怠らず、必死にアピールした。西岡はNPB以外でも現役を続けたい思いを明かし、「続けたい一心。戦力外になって次の道を進むのに、道は何個かあったが、一番難しい道にチャレンジした」と語った。

 他の野手では城所(ソフトバンク)が4打数2安打1四球。二盗も決め、持ち味の走力も発揮した。中井(巨人)は3打数1安打2四球。第2打席では成瀬(ヤクルト)から右中間へ二塁打を放った。中井は「ヒット1本でたので、内容に関しては自分の中では悪くなかったかなと思います」とうなずいた。

 1軍実績のある選手では枡田(楽天)も中前打、左越え二塁打。4打数2安打2三振だった。今成(阪神)は4打数無安打だったが、内野全ポジションで打球をさばき、マルチプレーヤーぶりをアピールした。

 投手では通算96勝の成瀬(ヤクルト)が、3打者に対して2本の二塁打を打たれ、物足りない投球内容。実績のある中継ぎ左腕、久古(ヤクルト)は登板中に不整脈を発症しながら続投し、左打者ふたりを抑え「精いっぱい力を出せました」とうなずいた。

 15年に10勝した若松(中日)は緩急を駆使して三者凡退。廖任磊投手(巨人)は最速152キロの直球でファンを沸かせ、3人斬りでアピールした。

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