阪神退団の西岡 NPB以外でも「現役を続けたい一心」トライアウトで強烈二塁打

第2打席、前ヤクルト・成瀬善久から中越えに適時二塁打を放つ西岡剛=タマホームスタジアム筑後(撮影・吉澤敬太)
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 「12球団合同トライアウト」(13日、タマホームスタジアム筑後)

 西岡剛内野手(阪神)はシート打撃では4打数1安打2三振。強烈な二塁打を放ち「今日は一本しか打てなかったが、出せる力は全て出せました」と納得の表情を浮かべた。

 内野ゴロでも全力疾走。ベストナイン4度の実績があるが、トライアウトの場は「緊張感ありました」という。受験の理由は「続けたい一心です。戦力外になって次の道を進むのに、道は何個かあったが、一番難しい道にチャレンジしたいということです。首になってから、トライアウトを目指して体をつくってきた」と、真剣なまなざしで語った。

 二塁の守備、走塁でも健在ぶりをアピール。今後については「自分で決められることじゃない。私生活もしっかりやっていきたい」と語った。

 今後、オファーを待つ身となるが、期限については「全くない」と断言。NPB以外からのオファーについても「もちろん」と歓迎を示し、「自分の意思では決められない」と語った。

 この日は最初の打席ではコラレス(楽天)と対戦。満員の内野席から「レッツゴー、剛」の声援も送られた。カウント2-2から低めの変化球に手を出し、中途半端なスイングで三振に倒れた。

 しかし第2打席、無死二塁の好機で存在感を示した。右打席に入り、ロッテ時代の元同僚・成瀬(ヤクルト)から左中間へ適時二塁打を放ち、健在ぶりをアピールした。第3打席は篠原(巨人)の外角147キロ直球にバットが出ず、見逃し三振。第4打席は左腕オスカル(広島)に三ゴロだった。ボテボテの打球だったが、全力疾走ではつらつとプレーした。

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