「１２球団合同トライアウト」（１３日、タマホームスタジアム筑後）

　城所龍磨（ソフトバンク）が、存在感をアピールした。

　シート打撃では４打数２安打１四球。二盗も決め、中前打を放った直後に本塁送球の間に二進するなど、持ち味の走力も発揮した。地元の人気選手の活躍に、満員の客席から大歓声が沸き起こった。

　俊足堅守が武器の３３歳だが、１６年交流戦で打率・４１５の好成績でＭＶＰを獲得。貴重な戦力として、ソフトバンクで１５年間プレーした。守備固め、代走での出場機会が多く、「キドコロ待機中」というキャッチフレーズが定着し、グッズ販売されるほどの人気となった。

　城所は大歓声を受け、「一生懸命やって楽しかった。ホームグラウンドなので、もっと野球がしたいという気持ちになりました。一生懸命やりました」とファンに感謝。“キドコロ待機中”のフレーズに引っ掛け「就活中なので、頑張ります」と、笑った。