日本ハム矢野 引退会見で感謝「仲間が一番の宝物」引退試合では代打でヒット

 今季限りでの現役引退を表明した日本ハム・矢野謙次外野手(38)が10日、札幌市の球団事務所で引退会見を行った。同日のロッテ戦(札幌ドーム)の試合後には引退セレモニーが予定されている。

 勝負師の表情が少し緩んだ。自身が残してきたプロ16年間の足跡を振り返り「やっていればいいことも悪いことも当然あるんですけど、やっぱり仲間ですね。仲間がたくさんできたこと。一緒に勝って笑ったり負けて悔しがったり。そういう思いを共有して野球ができる仲間がたくさん作れたので、それが一番の宝物だと思います」と感謝を口にした。

 矢野は02年度ドラフト2巡目で国学院大から巨人に入団。15年シーズン中にトレードで日本ハムに移籍し、勝負強い打撃でチームを何度も救った。通算759試合の出場で374安打、153打点、29本塁打。「私も松坂世代なんですけど、高校の時は甲子園に行ってないですし、大学も2部リーグでという中でやってきて。彼らはいろんな優勝であったり絆であったり、分かる部分があると思うんですけど、僕は違うステージでやっていたというのもあるので。同じ世代で活躍してすごいな、誇らしいなという思いもありましたけど。僕は僕でみんなに負けないように、僕は僕なりにやっていこうという思いでやってきていました」。花束を受け取り、ユニホームを脱ぐ決意を語った。

 引退試合となった同戦では、1点リードの七回2死一塁の場面で代打で登場。唐川の外角直球を鮮やかに三遊間へとはじき返し、有終の美を飾った。

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