巨人・岡本 2発でCS決めた!史上最年少で3割30発100打点達成!全試合完走

 「阪神4-9巨人」(9日、甲子園球場)

 指揮官が信じて起用し続けた4番が、2年ぶりのCSへの扉を開いた。今季143試合目。勝利だけが求められた一戦で、巨人・岡本が決勝弾を含む2発3打点。「絶対に勝って(CSを)決めると思って臨んだ。勝てて良かった」。安どの表情の中に、風格がにじんだ。

 同点に追いつかれた直後の七回に、9月13日以来となる32号ソロ。勢いは止まらず、八回1死二塁で迎えたレギュラーシーズン最終打席で、左中間席への33号2ランを放ち、ついに100打点の大台に到達。史上最年少での3割、30本、100打点を達成した。

 4年目でつかんだレギュラーの座。チーム唯一の全試合出場を果たした。途中、32打席連続無安打など試練も訪れた。だが「去年はファーム。1軍で打てる、打てないで悩めるのは僕にとって楽しいので」と岡本。逆境も前向きに捉え、143試合を完走した。

 高橋監督は「打順を下げようかというのはほとんどなかった」と振り返る。9月14日には右手に死球。それでも弱音を吐かない芯の強さに「自分から(痛いとは)言わなかった」と感服。「大したもんだよ。期待以上と言ったらあれだけど、我々の期待以上の成長を見せてくれたよね」と声を上ずらせた。

 チーム唯一の全試合出場に、岡本は「(期待に)少しは応えられたかなと思います」と表情を和らげた。抜てきしてくれた指揮官は今季限りで退任するが、この先は自身初体験のCSが待っている。「食らいついてやっていきたい」。指揮官とともに挑む下克上への道。戦いはまだ、終わらない。

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