ロッテ・岡田 引退セレモニー「ホームランも打ったことはありません。なのに10年も」
「ロッテ1-6ソフトバンク」(8日、ZOZOマリンスタジアム)
引退試合となったロッテの岡田幸文外野手は「1番・中堅」でフル出場し、5打数3安打の猛打賞で10年間の現役生活を締めくくった。
試合後、引退セレモニーに臨んだ岡田は井口監督から花束を贈られ、「正直、こんな日が来るとは思いませんでした。がむしゃらにボールを追いかけ、ホームランも打ったことはありません。なのに、10年間もできました。マリーンズファンのみなさま、いい時も悪い時も熱い声援ありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。きょうでユニホームを脱ぎます。マリーンズはまだまだ強くなります。10年間、本当にありがとうございました」とあいさつした。
岡田は2打席凡退で迎えた五回の第3打席で三塁線を破る単打を放つと、七回の第4打席では中前にぽとりと落ちる中前打を放った。
プロ初打席からの連続打席無本塁打は、2501となり自身のワースト記録を更新した岡田だが、第3打席のヒットで野手の連続打席無安打はプロ野球ワーストの59でストップした。
九回2死走者なしで迎えた最後の打席では、ソフトバンクの守護神・森から一、二塁間をゴロで破る右前打を放つと、二盗も決めた。