ソフトバンク・大竹、本拠地初勝利 あこがれの地で3度目正直

 「ソフトバンク2-1日本ハム」(24日、ヤフオクドーム)

 野球を始めるきっかけとなったスタジアムのお立ち台で、ソフトバンク・大竹耕太郎投手が声を弾ませた。「ここに立つまでに時間がかかったけど、ほっとしています」。本拠地ヤフオクドームでは3度目の登板で初の勝利を手にした。

 先制直後の六回は3者連続奪三振。2死から大田に対して無走者でもクイックでタイミングをずらし、138キロ直球で見逃し三振を奪った。

 6回1/3を無失点で3勝目。2回も持たず8失点降板の屈辱にまみれた16日の西武戦から一転した好投に「前回は練習をし過ぎた。今回は休む勇気を持った。落ち込むだけでなく、対策を練った」と胸を張った。

 熊本出身の大竹は小学3年生の時、初めてヤフオクドーム(当時福岡ドーム)を訪れた。「ものすごい花火が上がって、ヒーローインタビューがあって。野球を始めるきっかけになった」という。

 ルーキーの快投に呼応するように、救援陣も奮起して6連勝。首位・西武との6ゲーム差は変わらなくても必死で追う。

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