日本ハムの“サイレントK”石井裕が引退 14年間の現役生活に終止符「感謝している」

 日本ハムの石井裕也投手(37)が22日、今シーズン限りで引退することを発表した。石井裕は2010年開幕直後に移籍した日本ハムでは、左のショートリリーフとして起用されてきたが、今季はここまで1軍登板はなかった。

 石井裕は横浜商工高から三菱重工横浜硬式野球クラブへ進み、04年度ドラフト6巡目で中日に入団し、横浜-日本ハムと渡り歩いた。14年間の通算成績は329試合の登板で19勝19敗、82ホールド、6セーブ、防御率3・06。先天性の難聴というハンディキャップを抱えながら三振を奪っていく投球から、“サイレントK”と呼ばれていた。

 石井裕は「14年間、プロ野球選手として続けてこられた事にとても感謝しております。最初に入団した中日ドラゴンズでは、落合博満監督をはじめ森繁和コーチや、その他たくさんの方々に厳しい練習の中で、強い精神力や忍耐力を教わりました。その後ベイスターズを経て、ファイターズに来てからは、まず何と言ってもファンの皆様の温かさに感激しました。皆様の応援は本当にいつも僕の力になっていました。そして、栗山英樹監督には、厳しい場面でも、信頼して使ってもらった事に感謝しています。たくさんの仲間に恵まれて、ファイターズの選手でいられてとても幸せでした。14年間、本当にありがとうございました」とコメントした。

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