ソフトバンク・千賀、無念7失点KO 連勝ストップ…首位西武と4・5差
「西武11-5ソフトバンク」(15日、メットライフドーム)
悪夢の再現だった。1点差に追い上げた直後の五回。2本の放物線を、ソフトバンク・千賀滉大投手がぼうぜんと見送った。3番浅村に直球を左越えの3ランとされ、4番山川には初球のフォークをバックスクリーンに運ばれた。
続く栗山の中前打で降板した右腕は、直接対決初戦での7失点KOを「大事な試合でチームに迷惑をかけて申し訳ない」とわびた。メットライフドームでは7月31日に5本塁打を浴び、今回と同じ7失点で降板。同球場では今季未勝利だ。直球は最速153キロと力があり、初回は1イニング4奪三振も記録したが、フォークの制球に苦しんだ。
西武とのゲーム差は4・5に広がった。「最後まで諦めずに自分たちの野球を信じてやっていく。とにかく明日」。工藤監督は懸命に前を向いた。