村田修一、“引退試合”第4打席で中前打 満員のファン大歓声
「BCリーグ、栃木-群馬」(9日、小山運動公園野球場)
BCリーグ栃木の村田修一内野手(37)が今季最終戦となる群馬戦で“引退試合”に臨んだ。
一回表の守りでは、先頭打者がいきなり三ゴロ。軽快にさばくと超満員のファンから大歓声がわき起こり、村田の表情にも笑みがにじんだ。
捕邪飛、右飛、空振り三振で第3打席までノーヒット。1点リードで迎えた七回の第4打席。ファンが入場時に配られた「25」の入った黄色のボードを掲げるなか、打席へ。2-2から、痛烈な中前打を放った。
試合が行われる球場付近には、巨人ナインの名前が入った特大の“花看板”も設置された。特大看板には「WE = SHU」(=はハート)と記され、巨人の阿部慎之助内野手、菅野智之投手、坂本勇人内野手や村田と同世代の杉内俊哉投手らの名前が記された。
村田は、昨オフに巨人を自由契約になり今年3月に栃木入り。NPB復帰を目指したが獲得意思を示す球団はなく、新規契約が可能な期間が前日7月31日に終了した。翌日の8月1日に会見を行い、引退を示唆していた。