西武・雄星、アクシデント乗り越え11勝目 チームはリーグ最速で70勝到達

 「西武10-4ロッテ」(7日、メットライフドーム)

 最大限までギアを上げた。同点に追いついた直後の七回。西武・菊池雄星は2死からこの日最速の155キロを投じ、最後は151キロで空振り三振。「最後は三振を取れるんじゃないかと狙っていった」。裏の攻撃で打線が勝ち越し、7回4失点ながら今季11勝目をつかんだ。

 再びのアクシデントを乗り越えた。四回、先頭の清田に四球を与えると、マウンドで表情をしかめた。前回8月31日のオリックス戦に続き、試合中に左脇腹付近をつった。ベンチに戻って塩分などを補給し、マウンドに戻って無失点に封じた。

 初回から症状への予兆があったといい「汗が止まらなかった」。二回に先制され、味方が同点とした直後の三回も勝ち越し点を許すなど、苦しんだ。「野手の皆さんが懸命にやっている中、自分は何をやってんだと思った」。七回の奮闘はエースの意地だった。

 本拠地での白星は6月1日の阪神戦以来。メジャー13球団のスカウトが視察に訪れる中粘投した。チームはリーグ最速で70勝に到達。2位・ソフトバンクが敗れ、5ゲーム差に広がった。

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