根尾&野尻、岐阜のW二刀流でアジア制覇だ 目指す「6戦全勝!」

 右翼から力強い返球をみせる根尾(撮影・持木克友)
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 野球の18歳以下によるU18アジア選手権が、7カ国・地域が参加して3日に宮崎で開幕する。侍ジャパン高校代表・永田裕治監督(54)は2日、開幕を前に根尾昂内野手(3年)=大阪桐蔭=と、野尻幸輝投手(3年)=木更津総合=の2人の二刀流をキーマンに挙げた。日本の開幕戦となる3日の1次ラウンド・香港戦は根尾の4番起用が有力視され、野尻が先発マウンドに上がる。

 選手の合言葉は「6戦全勝で初の2連覇」。大会を通して二刀流として起用される根尾、野尻が目標実現への鍵を握る。

 今大会は投手の球数制限が設けられたため、投手としても、野手としても、高いレベルでプレーできる選手の選出がポイントだった。永田監督は開幕前に、2人の二刀流への期待を口にした。

 「根尾は(投打で)ぜひ助けてもらいたいと思って選んだ。野尻は打撃もいいし、彼の役割は非常に大きい」

 根尾は最速148キロで、打者としては通算30本塁打。中3だった15年は、中日本選抜として世界少年野球大会で優勝した。国際大会の経験も豊富だ。

 今大会は投手、内野、外野もこなす。「早く試合がしたい。うずうずしている」。開幕戦は右翼での先発が濃厚。状況次第で救援登板もありそうだ。

 野尻は最速143キロ右腕。一、三塁も守れる左の強打者で、通算21本塁打を放った。3日は開幕投手を任される。「(高校球児)15万3000人の中から選ばれたので(思いを)背負っていく」と話し、気合を入れた。

 2人は岐阜出身。中3時はボーイズリーグ県選抜で一緒に戦った仲でもある。KIRISHIMAサンマリンスタジアム宮崎での開幕前日練習では、同じ組でフリー打撃を行い、一緒にブルペン入り。開幕へ準備は整った。

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