日大三、2011年以来の8強入り 八回に押し出し死球で接戦制す 次戦相手は下関国際

8回日大三、勝ち越しの死球と成りガッツポーズする金子(投手・小寺)=甲子園(撮影・持木克友)
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 「第100回全国高校野球選手権・3回戦、日大三4-3龍谷大平安」(17日、甲子園球場)

 日大三(西東京)が接戦を制して、優勝した2011年以来、7年ぶりの8強入りを決めた。二転三転した一戦は、3-3で迎えた同点の八回、2死満塁から押し出し死球で勝ち越した。

 先制したのは日大三。三回、金子凌内野手(3年)が中越えにソロ本塁打を放ち、先制。さらにこの回、日置航内野手(3年)のタイムリーで1点を加えた。

 龍谷大平安は五回に反撃。2四球と犠打バントで1死二、三塁とし、内野ゴロの間に1点を返すと、2死三塁から先発のエース・小寺智也(3年)が中前へのタイムリーを放ち、試合を振り出しに戻した。

 日大三は六回に勝ち越し。2死走者なしからヒットの走者を一塁に置いて、佐藤英雄捕手(2年)が右中間へタイムリー三塁打を放った。

 1点を勝ち越された龍谷大平安は七回、2死二塁から代打・生水義隼(3年)が右前適時打を放ち、再び同点とした。

 しかし、日大三は八回に二塁打と相手失策などで2死満塁とし、先制ソロを放った金子の押し出し死球で1点を勝ち越した。

 日大三の小倉全由監督は「ヒット(10本)の数は出ているんですけど、なかなか点が入らなくて…。投手2人が良く投げてくれました」と振り返り、先発で5回を2安打2失点と好投した背番号「18」広沢優投手については、「東京大会でも投げていたんですけど、後半疲れていまして…。こっちに来ていいボールが投げられていた。頑張ってくれたと思います」と評価した。

 龍谷大平安の先発・小寺智也投手については、「スライダーがイヤだったので低いボールには手を出すな、見送っての三振は怖がるなと選手に言っていた」と対策を練っていたことを明かした。

 18日の準々決勝では第3試合で下関国際(山口)と対戦するが、「しぶとい。点をしっかり取ってくる野球をやってくるので、帰りましたら、しっかり点を取っていこうと話したい」と話していた。

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