興南・我喜屋監督、終戦の日にナインで黙とう「野球ができる幸せを感じて欲しい」

終戦の日、黙とうする両校ナイン=甲子園(撮影・山口登)
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 「第100回全国高校野球選手権・2回戦、木更津総合7-0興南」(15日、甲子園球場)

 興南(沖縄)が、木更津総合(東千葉)に完封負けを喫し、九州勢9代表は3回戦を前にすべて姿を消した。

 得点は奪えなかったが、8安打を放ち、三者凡退は七回だけ。初回には1死一、二塁から、五回は2死二塁から外野への安打で本塁を狙った二走がいずれも憤死した。

 我喜屋優監督は「前半からヒットは出ていたが、ホームが遠かった。(初回と五回の)2回のホームタッチアウトが終盤に響いた。点差は開いたが、選手たちはベストを尽くしたので言うことはない」とナインをねぎらった。

 終戦の日を迎え、四回には戦没者の慰霊と永遠の平和を祈念して両ナインらが約30秒間黙とうした。戦地となった沖縄の代表として試合に臨んだ我喜屋監督は「選手には黙とうで中断があるよと。『ほんの一瞬でも野球ができる幸せを感じて欲しい』と言っていた。(2010年の)春夏連覇のときも(15日は)明徳義塾と試合があった。全く同じ日で、甲子園大会との縁を感じました」と振り返っていた。

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