「西武７－６オリックス」（１４日、メットライフドーム）

　山川が頭からサヨナラの本塁に飛び込んだ。二塁付近では殊勲打の森が両手を突き上げて喜びを爆発させた。これが首位西武の勢い。６点差をひっくり返すミラクルサヨナラ勝利にメットライフドームが揺れた。

　同点の延長十回、先頭浅村が一塁へのヘッドスライディングで相手の失策を誘って出塁。三ゴロの山川も「何とか一人、生き残れば。（ヘッドスライディングはプロ）初めてじゃないですか」と一塁に頭から突っ込んだ。

　そして１死一塁。初球を森が叩いた。左中間を破る当たりに一走の山川が激走。森は「視界には入っていたけど、なかなか進んでいなかった。しっかりかえってくれて良かった」と笑った。今季３度目のサヨナラ打で今季最多タイの貯金２２。大きな目標に向かって、突き進んでいる。