「第１００回全国高校野球選手権・１回戦、木更津総合１０－１敦賀気比」（１０日、甲子園球場）

　３年連続出場の木更津総合（東千葉）が快勝した。

　野尻幸輝投手（３年）が８回途中７安打１失点の力投。バットでも左翼フェンス直撃の二塁打を含む２安打を放ち、４番としての存在感を示した。

　「５番・三塁」で出場した昨年は、１安打したものの初戦で逆転負け。エースとして戻った甲子園で勝利を挙げ「マウンドの方が、聖地なんだなという感じがした」と声を弾ませた。

　１点リードの六回に打線がつながり一挙６得点。隙を見逃さない走塁も光った。五島卓道監督は甲子園通算１０勝目。野尻は「昨日のミーティングでも、監督さんに１０勝目をプレゼントしようと言っていた。うれしい」と恩師に贈った節目の白星を喜んだ。