甲子園で初適用、タイブレークとは?打ち切り、再試合はなし 決着まで続行

 佐久長聖-旭川大高戦で13回からタイブレークで行うことを伝えるスコアボード
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 「第100回全国高校野球選手権・1回戦、佐久長聖-旭川大高」(6日、甲子園球場)

 今年から甲子園大会でも導入されたタイブレークが、初めて適用された。センバツでは適用例はなかった。

 タイブレーク概要は以下の通り。

 ▽延長十二回終了時に同点の場合、十三回から開始。走者は無死一、二塁。

 ▽打順は十二回終了時の打順を引き継ぐ。十四回以降も前イニング終了後の継続打順。

 ▽タイブレーク開始後、降雨などで試合続行が不可能になった場合は、引き分けとして翌日以降に再試合を行う。

 ▽タイブレーク開始後、延長十五回を終了して決着していない場合、そのまま試合を続行する。ただし、1人の投手が登板できるイニング数は15イニングを限度とする。15イニングを投げ終えた投手が、野手として継続出場は可能。

 ▽決勝はタイブレーク制を採用しない。決勝の延長は十五回で打ち切り、翌日以降に再試合を行う。ただし、決勝の再試合はタイブレーク制度を採用する。

 ◆公式記録の取り扱い概要。

 【投手成績】

 ▽タイブレークの規定により出塁した2走者は自責点としない。

 ▽完全試合は認めない。

 ▽無安打無得点試合は認める。

 【打撃成績】

 ▽規定により出塁した2走者の出塁記録はないものとする。ただし、「盗塁」、「盗塁刺」、「得点」、「残塁」などは記録する。

 ▽規定により出塁した2走者を絡めた「打点」、「併殺打」などは全て記録する。

 この運用が適用されるのは、硬式では春季・秋季都道府県大会、春季・秋季地区大会、選抜高校野球大会、全国高校野球選手権大会(地方大会を含む)。軟式では春季・秋季都道府県大会、春季・秋季地区大会、全国高校軟式野球選手権大会。なお、明治神宮大会、国体(硬式、軟式)は、両大会のタイブレーク規定が採用される。

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