「第１００回全国高校野球選手権・１回戦、大阪桐蔭３－１作新学院」（６日、甲子園球場）

　春夏連覇を目指す大阪桐蔭が、難敵を下して初戦を突破した。

　投打でプロ注目の根尾昂内野手（３年）は、５番・遊撃でフル出場し、２安打。二回に左翼線三塁打で出塁し、７番・山田健太内野手（３年）の左犠飛で先制のホームを踏んだ。価値ある一打を「前の回、４番までで終わっていた。何とか自分がチャンスメークしようと思った」と振り返った。

　遊撃の守備でもスタンドを沸かせた。０－１で迎えた七回、２死。二遊間へ飛んだゴロを好捕し、クルリと回転しながら一塁へ送球。プロ顔負けのスーパープレーでアウトにした。「たまたま取って、たまたまアウトにできた。試合に出てやってきた経験を生かせたかなと思います」とうなずいた。