元巨人でＢＣリーグ栃木の村田修一内野手（３７）が１日、栃木県小山市内のホテルで会見を行った。今季中のＮＰＢ復帰を目指してきたが、獲得意思を示す球団がなく、プロ野球の今季中の新規契約が可能な期間が７月３１日に終了した。

　村田は金色のネクタイ、グレーのスーツ姿で会見場に登場。悩み抜いたからか、疲れ気味の表情を浮かべていた。「今シーズンは栃木でプレーを続けてきました。頑張ってきましたが、（昨日までＮＰＢから）誘いがなかった。全力で野球をやってきた。若い選手とともにやってきて野球の素晴らしさ、ＮＰＢとの違いを感じました。９月９日まで（栃木で）選手として、プレーし、ＢＣリーグに貢献したい」。

　村田は昨オフに巨人を自由契約になり、今年３月に栃木入り。６月には打率・４０４、５本塁打、１９打点で月間ＭＶＰ（野手部門）を受賞。栃木では打率・３５２、９本塁打、４４打点をマークした。ＮＰＢでは横浜、巨人などで活躍し、１９５３試合に出場し、打率・２６９、３６０本塁打、１１２３打点。通算２０００本安打まで残り１３５本に迫っていた。村田は今季限りで現役を引退する決意を固めている。