センバツ出場・乙訓が龍谷大平安に完敗 市川監督「強かったということしか残ってない」

 「高校野球京都大会・準々決勝、龍谷大平安11-0乙訓」(23日、わかさスタジアム京都)

 今春センバツに出場した乙訓が、龍谷大平安に5回コールドで敗れた。

 昨秋、今春の京都大会は優勝。今大会も優勝候補に挙げられていた。市川靖久監督(35)は完敗に「状態は悪くなかったんですけど、本気を出されると強かったですね。僕には『強かった』ということしか残っていません」と潔く相手をたたえた。

 現世代では龍谷大平安と初対戦だった。「1打席目は簡単に空振りしても2巡目からは粘られて、しぶとく逆方向へ打ってきた。こっちが受けて立っていたわけではないけど、『絶対に負けへん』というのを感じた。それに少し飲まれてしまったのかも」と名門の強さを感じ取った。

 チームを支えてきた右腕・川畑大地投手(3年)が4回1/311失点と乱れた。5月末に左足脛骨を疲労骨折した三塁・中川健太郎内野手(3年)を欠いたことで、ポジションを変更したこともあって4失策。不本意な形で敗戦となった。

 それでも現世代は、乙訓に春夏秋を通じて初の京都大会優勝や、春夏通じて初の甲子園出場をもたらした。

 市川監督は「初めてのことを作ってくれたことは感謝しています。この負けを通じて、まだまだやらないといけないことがあるな、ということも勉強させてもらいました」と教え子をねぎらった。

 試合直後には龍谷大平安の一塁ベンチ裏に向かって原田監督と握手。大敗を糧に、秋以降の巻き返しを期す。

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