ロッテ・福浦が勝ち越し打、田村がダメ押し弾

 「ロッテ7-3オリックス」(22日、ZOZOマリンスタジアム)

 もつれかけた糸を断ち切った。ロッテの勝利につながる勝ち越し打を放ったのは42歳のベテラン、福浦だった。

 同点で迎えた七回。4番手の吉田一から角中の二塁打と伊志嶺の安打で無死一、三塁の好機を築いた。

 打席に入ったのはここまで3打数無安打の福浦。一回2死一、二塁、三回2死一、三塁、さらに五回2死満塁で凡退していた。

 執念だった。2-2からのフォークをしぶとく中前に運んで、殊勲の一打となった。

 福浦は2000本安打へ「15」となった。 「きょうはチャンスで打てていなかったからね。4度目の正直だよ。打ててよかった」

 3度目の正直ならぬ、“4度目”を強調した。代走に加藤が起用されてお役御免。この直後、田村がバックスクリーン左へ2号3ランを放った。

 6月30日のソフトバンク戦以来の1発に田村は「打ったのはストレートです。福浦さんが走者を返してくれていましたし、一塁ランナーの伊志嶺さんも三塁まで行ってくれていたので、楽な気持ちで打席にたてた。風で伸びてくれました」と笑顔で振り返っていた。

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