楽天は１９日、球界で初めて、鍾乳洞でパブリック・ビューイング（ＰＶ）を開催することを発表した。福島県田村市にある「あぶくま洞」の洞内で、２１日の西武戦（メットライフ）を映し出す。全国的な猛暑に見舞われる中、涼しく神秘的な鍾乳洞の中で観戦してもらおうという画期的な試みだ。

　野球と鍾乳洞の異色コラボだ。気温約１５度の洞内で、壁面にプロジェクターで映し出された試合を楽しむ、球界初のイベント。当日は球団ＯＢの鉄平氏が解説を務め、観戦を盛り上げる。洞内の全長は約６００メートルで、多くの来場者があった場合は、入洞制限がかかるという。

　２１日は、岸が先発予定。この日、西武第二球場での練習に参加した右腕は「涼しい中で野球観戦を楽しんでください」と笑顔でＰＲしていた。