中日・ガルシア、七回まで無安打 竜3年ぶり2桁勝利投手に

 「中日5-0広島」(18日、ナゴヤドーム)

 陽気なカリビアンが中日では3年ぶりの2桁勝利投手となった。オネルキ・ガルシア投手は七回まで無安打に抑える完璧な投球で8回1安打無失点の10勝目。自ら適時打も放ち「勝てて本当にうれしい」と喜びを爆発させた。

 オールスター戦から中4日で臨んだ一戦の一回は乱調だった。2死から四球を与え、バティスタの打球を捕り損ねる失策。いら立ちを見せ、グラブで何回も自分をたたいた。さらに四球を出し、満塁としながらも野間を一ゴロに打ち取った。

 開幕当初から「いらいらすることが多い。精神的な成長も必要」と投手コーチに指摘されていたガルシア。この日は悪い流れを断ち切り、二回は3者連続三振と立ち直った。「ミスしたのは仕方ないので全力でいこう」と切り替えた。

 直球で押しながらもチェンジアップやスライダーなどの変化球で打者のタイミングを外し、リズムに乗って試合を支配。八回先頭の会沢に右前打を許したが、終盤まで無安打無得点試合を期待させ、ナゴヤドームは大いに沸いた。

 「ノーヒットノーランができなかったのは残念。でもまた一試合ずつ集中し、練習も頑張る」。髪の一部を金色に染めるなど外見は派手だが、実は努力家である左腕が次を見据えた。

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