広島出身のロッテ井上、公約通りの一発 豪雨で被害の地元へ元気届けた
「西武-ロッテ」(9日、メットライフドーム)
広島出身の主砲・井上が、公約通りに一発を放った。
一回1死一、二塁。1ボールから今井の148キロストレートをジャストミート。打球は伸びた。左翼席中段へ飛び込む15号先制3ランとなった。
地元は豪雨で甚大な被害を出しており、「少しでも元気を与えられるようにという気持ちで頑張りたい」と話していたが、その言葉を実践した。
広島市内の実家は川の近くで、川上が土砂崩れを起こし流木があったという。「プチ孤立しましたが、家には食料もあったので大丈夫でした」というが、故郷の豪雨被害に胸を痛めていた。
7日の日本ハム戦以来の本塁打を「走者を返すという4番の仕事ができてよかった」と振り返った。これで打点は「56」となった。