巨人・岡本11戦ぶり一発 将の期待に応える2ラン 今季初鯉にカード勝ち越し
「巨人6-4広島」(8日、東京ドーム)
巨人・岡本が6月26日・広島戦(マツダ)以来、11試合ぶりのアーチをかけた。「打てて良かったです」。久々の感触に若き大砲は小さく笑った。
四回。吉川尚の逆転打などで、押せ押せムードの2死一塁。広島・岡田にカウント1-2と追い込まれ「何とか食らいついていこうと思った」と開き直り、逆方向へ運ぶ15号2ラン。「最高の結果になった」と自賛した。
重圧と戦い続けた。32打席連続無安打など不振が続いても、打順は変わらなかった。「打てなくても使い続けてくれたことが一番だと思う。だからこそ、日々どうにかしようと」。打ち込みの量を2倍にするなど、もがき続けた末の一打だ。
広島相手に今季初のカード勝ち越しを決めた。「前回3タテをされているので、勝ち越すことができて良かった」と安どする岡本に、指揮官は「本人も吹っ切れる一打になってくれればいい」とうなずいた。前半戦も残り3試合。目を覚ました4番を中心に、反攻の態勢を整える。