W杯6連覇へマドンナジャパン始動 女子野球日本代表出口彩香主将が引っ張る

ミーティングで確認作業をする女子野球日本代表・橘田恵監督、右は出口彩香主将
2枚

 女子野球日本代表チーム(通称マドンナジャパン)は29日、WBSC(世界野球ソフトボール連盟)第8回女子野球W杯(8月22日開幕、米フロリダ州ビエラ)に向け、新潟市のハードオフエコスタジアム新潟で強化合宿を開始した。

 今回WBSCが製作したW杯用のコマーシャルビデオは「Can anyone defeat Japan?(マドンナジャパンをやっつける国はある?)」という刺激的な内容で話題になっている。

 何しろ日本代表は世界断トツの強さを誇り、W杯5連覇中だ。昨年就任した橘田恵監督は「このタイミングで~?とは思いました」と大きなプレッシャーを認めつつ、その重圧は「選手に向かわないよう、私が受け止めればいい」と覚悟を決めて合宿に臨んでいる。

 出場枠の選手20名に絞られて初めてとなる合宿はまず、連係プレーや、橘田新監督ら首脳陣の目指す野球を理解するコミュニケーションに重点が置かれた。

 主将は2大会ぶりに代表復帰した出口彩香内野手(25)だ。昨年まで女子プロ野球選手でもあった出口だが「私が子供のころからやってきた野球は、個人成績よりもチームで勝つことだったので。それが全日本でした」という野球観は、代表を束ねる役割としては最適任だ。

 高校生からベテランのプロまで幅広いメンバーがおり橘田監督は「プロのことも知ってる。年齢もいい。期待してますよ」と出口に熱い視線を送る。

 もちろん出口も分かっている。「キャプテンに指名されて驚くより先に『どうやってまとめていこうか』という思いが浮かびました」と頼もしい。

 合宿予定は7月3日まで。次の集合は、フロリダへの出発日となるだけに、内容の濃い5日間となる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス