ロッテ 火曜日の男・石川、悔しさ残る6連勝で9勝目
「ロッテ4-1楽天」(26日、ZOZOマリンスタジアム)
「(最後まで)投げきらなきゃいけない」
ロッテの先発・石川にとって悔しさの残る白星だった。
一回2死後、島内に二塁打を浴びたが、今江を左飛に抑えた。二回の2死一塁も切り抜けて、次第にエンジンがかかっていった。
最速148キロのストレートにカーブ、スライダー、カットボールなどの変化球を巧みに織り交ぜた。
九回1死まで被安打5で無失点。16年9月15日の楽天戦以来(コボスタ宮城)となる完封勝利が見えた。
僚友・ボルシンガーと並ぶリーグトップタイの9勝目、さらに6連勝を9個の0で飾るつもりだった。
だが、島内の右に抜けそうな当たりを三木が捕球したが、「(ベース)カバーが遅れた。悔しい…」と言うようにこれが内野安打となった。
今江の安打も続き一、二塁。ここで銀次に中前に適時打を運ばれて内の救援を仰いだ。
チームは34勝33敗と貯金生活に入った。井口監督は「初回はどうなるかと思ったが、徐々によくなっていった。火曜日、カード頭を取れる。次回も」と期待を寄せた。
その“火曜日の男”は「いい投球、いいボールを投げたい。継続してやっていく」と悔しさを振り切って前を向いた。