岡本よ“半端ない”選手になれ 巨人・由伸監督が飛躍期待

 巨人・高橋由伸監督(43)が20日、岡本和真内野手(21)の“半端ない”選手への飛躍を切望した。サッカーW杯・コロンビア戦の勝利から一夜。決勝ゴールを決めたFW大迫の代名詞が“半端ない”として定着していることを知った指揮官。自軍でそうなってほしい選手を問われると「ウチなら岡本じゃないか」とうなずいた。

 “半端ない”定着のきっかけは大迫が鹿児島城西時代の08年。全国高校選手権準々決勝で対戦した滝川二(兵庫)の主将が「大迫半端ないって!」などと泣き叫び、その様子がテレビ放映され話題に。前夜の決勝弾直後も、インターネット上には「半端ない!」という言葉で称賛する投稿が相次いだ。

 コロンビア戦の一部を観戦したという指揮官は、坂本勇や菅野については「そういう位置づけ」と“半端ない”選手として認定。一方で、今季途中から4番を託す岡本は今季がブレーク1年目で「相手の選手にもそうやって思われるようになってくれれば」と今後への期待を込めた。

 指揮官の思いを伝え聞いた岡本はジャイアンツ球場での練習後「そうなれるように頑張ります」と短く決意を示し、車に乗り込んだ。交流戦が終わり、今季も残り79試合。開花した和製大砲が「岡本、半端ないって!あいつ半端ないって!」と相手投手が悲鳴を上げるほどの存在感を示す日を、指揮官は心待ちにしている。

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