巨人・ゲレーロが抹消 和田恋が待望の1軍昇格 2軍のチーム“3冠王”

 巨人は15日、コンディション不良を訴えていたアレックス・ゲレーロ外野手の出場選手登録を抹消。代わりに、和田恋外野手(22)が1軍に昇格した。

 ゲレーロは13日のソフトバンク戦で「3番・左翼」でスタメンに名を連ねたが、一回表の攻撃の第1打席に立たず交代。長野が代打で起用された。14日の同戦は試合前の打撃練習などをこなしたが、出場しなかった。昨季は中日で本塁打王に輝いたが、移籍1年目の今季はここまで打率・253、10本塁打、29打点だった。

 昇格した和田恋は高知高時代から長打力に定評があり、高校通算55本塁打をマーク。13年ドラフト2位で巨人入りした。ここまで1軍出場はなかったが、5年目の今季は開幕から絶好調。イースタン・リーグで打率・351、11本塁打、51打点。打撃の主要3部門でチームトップに立っており、1軍昇格を期待する声が高まっていた。

 1軍の外野事情は陽岱鋼が打率・281、亀井は打率・312と元気だが、長野は同・258と低調。レギュラー“1枠”は狙える状況にある。

 野手では岡本、吉川尚、田中俊、大城が存在感を発揮。投手では前日にドラフト1位・鍬原がプロ初勝利を挙げたばかり。若手の台頭が目立ち始めたチームで、5年目の和製大砲にもチャンスがありそうだ。

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