オリックス・アルバース8勝目 パ単独トップ!最愛の家族の前で熱投
「交流戦、オリックス4-1広島」(12日、京セラドーム大阪)
オリックスに4年ぶりの広島戦勝利をもたらしたのは新外国人アンドリュー・アルバース投手(32)だった。強力打線を寄せ付けず7回2安打1失点の好投でリーグトップの8勝目だ。
スタンドには前夜に母国カナダから母・デニスさんと姉・パムさんが駆けつけていた。最愛の家族の前で見せた熱投。
「試合を見せられるのはきょうだけだった。2人の前でいい投球ができて、いい夜になったよ」
自らを「究極の負けず嫌い」と言う。「僕には二面性があるんだ。投げていないときは紳士だけどマウンドではアグレッシブになる。家族からはカードゲームでもそうだと言われる。5歳の甥とでも勝つまでやる」と笑う。アグレッシブな面が五回2死から新井に一発を浴びるまで走者すら出さない完璧な投球につながった。
ヒーローは「オツカレシタ」と日本語で球場を後にした。次回登板は20日・阪神戦の予定。その前に休日を利用し家族を「クレイジーなんだ」という京都のファイアーラーメンに連れて行くつもりだ。