オリックス・ドラ5西村 プロ1号がV弾「出られるならどこでも」 記念球は母に

 「交流戦、ヤクルト0-3オリックス」(8日、神宮球場)

 8連勝は譲らない。7連勝中だった交流戦首位のヤクルトを止め、福良オリックスの対ヤクルト8連勝を決めたのはオリックス・ドラフト5位・西村(SUBARU)のバットだった。

 両軍無得点の三回2死三塁。ハフの初球チェンジアップに空振りすると「次は合わせていこう」と臨んだ2球目、同じチェンジアップを左翼スタンド中段まで運ぶ先制2ラン。これが自身17打席目での初本塁打となった。

 8日は1番・右翼で先発出場したが登録は捕手。そこには不思議な縁があった。昨年9月14日の社会人日本選手権関東最終予選、長村球団本部長は1位指名を決めていたJR東日本・田嶋の最終チェックに大田スタジアムを訪れた。この試合で田嶋からアウトになりはしたものの、強烈な左飛を放った1番打者が印象に残った。それが西村だった。

 「ええやないか」と急きょリストアップを指示。外野や指名打者が中心だったが青森山田時代に捕手だった経歴に注目。捕手として指名することにした。

 2軍でも外野での出場はわずか1試合。打力と俊足を見込まれての昇格だった。「出られるならどこでも一生懸命やるだけです」と力強く言った。

 シンデレラボーイは記念球を手に「お母さんにあげたい」と言った。子供のころ練習を手伝ってくれた尊敬する母・有希さんに贈る。

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