ソフトバンク・内川2000安打またお預け 内野安打と思いきや…無情「E」ランプ

 「西武0-5ソフトバンク」(8日、埼玉県営大宮公園野球場)

 4番の執念だった。0-0の八回。無死一、三塁で2000安打に王手をかけるソフトバンク・内川の第4打席が回ってきた。勝負を左右する分岐点。1ボール2ストライクと追い込まれながら外角へ逃げる変化球にバットを当てた。打球は三塁のライン際に転がり、捕球した外崎が送球を焦りお手玉。三走今宮が生還し、1点が入った。

 「H」か「E」か。沈黙を破るように「E」のランプがともると、スタンドからはため息。苦笑いする内川のヘルメットからは、雨がしたたっていた。

 「点が入ったからよかったけど。やっぱり、人間なので…。(Hランプを)期待してしまいましたけど、それではだめなんでしょうね」

 勝ち越した八回の攻撃終了後、守備に向かう途中に塁審との言い合いになる場面があった。熱くなるあまり水上内野守備走塁コーチ、工藤監督まで止めに入った。グラウンドコンディションを巡ってのことだったが、試合後は「あの場で終わったことなので」と切り替えていた。

 九回にも打席が回ってきたが遊ゴロに倒れ、今季初めての5打数無安打。「勝ち試合で決めたい?正直、考えられていないけど、いい形で決められれば」。メモリアルは首位をひた走るレオに待ったをかける一打にする。

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