清宮 高卒新人初、デビューから5戦連続打 内野安打で歴史刻んだ

 「日本ハム6-1ロッテ」(6日、札幌ドーム)

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=がロッテ戦の初回に三塁内野安打。ドラフト制後の高卒新人では史上初となるデビュー戦からの5試合連続安打とし、母校・早実の大先輩、荒木大輔2軍監督(54)の誕生日を祝った。メジャーリーガーを夢見る青年は日々、プロの厳しさを知りながら成長している。

 怪物に似つかわしくない、三塁線に転がったボテボテの三塁内野安打。一塁を駆け抜けた清宮は余韻に浸ることなく、三塁コーチャーの緒方野手総合コーチが出すサインを見つめた。ドラフト制後の高卒新人では史上初となるデビュー戦からの5試合連続安打。「バントみたいでした」と話す18歳に新記録を打ち立てた実感はなかった。

 2点を先制した初回2死の場面。オルモスの変化球にタイミングが合わず、バットの先に当たった力ない打球だったが、一塁はセーフ。しかし試合後、清宮のほおはほとんど緩まなかった。プロの厳しさを実感する現在の思いを語り、自らを奮い立たせた。

 「ヒットを打つのがこれだけ難しいとは思っていなかったというか、高校の時とは違うところですし。高校の時に当たり前だったことが、なかなかできない場所なので…」

 3月1日・台湾ラミゴ戦の2打席目から続いた31打席連続無安打。苦しんでいた時、声を掛けてくれた一人が荒木2軍監督だった。調布シニア-早実と同じ人生をたどり、大きな注目を浴びる中で飛び込んだプロの世界。「後輩だし、やっぱり特別視しちゃう」と話す先輩は、あえて厳しい言葉を送り続けた。

 「幸太郎によく言うのは『勉強も一緒だろ?』ということ。100点が取れる得意科目があっても、他の教科に欠点があれば得意分野への準備が不十分になってしまうよね。幸太郎の場合は打撃が一番の長所。それに集中できるように、守備と走塁もできないとな」

 鎌ケ谷で課されていた特守には、強い願いが込められていた。特別な縁なのか、5月6日は荒木2軍監督の誕生日。清宮は「知っています」と即答した。

 この日の試合前練習では2日連続で個別の走塁練習を行い、守備練習では左翼に初挑戦した。出場機会を増やすため、今後は一塁に加えて外野の練習も行っていく方針。「準備をして最善のプレーができるようにしたいです」。球史を塗り替えた日、プロとしての自覚がまた強くなった。

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