巨人・菅野 二塁も踏ませず今季初完封 わずか2安打「最高の気分」
「巨人3-0ヤクルト」(28日、東京ドーム)
巨人の絶対的エースが、ついに本来の姿を見せた。ゴールデンウイークの9連戦。初戦を託された菅野智之投手は、二塁も踏ませぬ完璧な投球で、今季初完封をわずか2安打、無四球で飾った。柔和な笑みでナインとハイタッチを交わした背番号19は「最高の気分。何ものにもかえられない」と喜びをかみしめた。
借りを返す快投だった。6日の敵地・神宮での対戦。6回5失点に沈んだ。この黒星からチームは6連敗を喫した。「前回やられた相手」と雪辱を意識した。前回は一発を浴びた山田哲を、この日は3打数無安打に。七回1死で迎えた対決では10球を要したが、最後は152キロ直球で二邪飛に抑え切った。
「あそこが一番のターニングポイントだった」と菅野。点差は2点。出塁させて次打者・バレンティンとの勝負を避けるべく、全力で腕を振った。細心の注意を払った投球。「(七回の山田哲を)しっかり抑えられたことが、最後まで投げられた要因」と冷静に振り返った。
チームは16年以来の6連勝で、貯金を1とした。高橋監督は、「本当に言うことはないかな」と声を弾ませ、斎藤投手総合コーチは「理想的な感じだった」と手放しで褒めた。長い連戦の初戦を救援陣の助けを借りることなく勝ち切ったエースが、チームの勢いに拍車をかけた。
