巨人・菅野 二塁すら踏ませず圧巻の2安打完封「まだまだ調子は上がる」

 ヤクルトに勝利して6連勝とし、タッチを交わす菅野(左端)ら巨人ナイン=東京ドーム
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 「巨人3-0ヤクルト」(28日、東京ドーム)

 巨人・菅野智之投手が圧巻の2安打完封で、3勝目を飾った。チームは6連勝で貯金1となった。

 立ち上がりから球のキレ、制球ともに申し分なく、安定感抜群の投球。与えた四死球はひとつもなく、打たせる投球で二塁すら踏ませなかった。

 今季初完封に「もう、最高の気分。なにものにも代えられない。フルカウントまでいったのは何回かあったが、粘り強く投げられた」と充実の笑み。チーム一番乗りの完封劇でエースの貫禄を示し、「毎回完封できればうれしいが、常に完封すると思ってマウンドに立っている。チーム一番乗りで完封できてよかった」とうなずいた。

 ヤクルトは6日の対戦で、6回5失点と打ち込まれて敗戦。きっちり借りを返し、「前回やられたのはありますし、悔しい思いもあった。(捕手の)小林とうまく攻められた」と納得した。この日の状態について問われると、「そんなに悪くはなかった。長野さんの守備、味方の守備に助けられ、早めに先制してもらったので何とか投げることができた」と仲間に感謝した。

 開幕直後は調子が上がらず、周囲から不安の声も聞かれた。だが、2連敗の後に立て直して3連勝。不安は完全に払拭し、「まだまだ、調子は上がる。調子は上がると信じて、投げたい」と、頼もしい言葉も飛び出した。

 チームは2年ぶり6連勝で貯金1。9連戦の初戦を一人で投げきった価値は大きい。「今日から9連戦。初戦を取れたのはチームとして大きいし、勢いが付くんじゃないかなと思います」と、チーム状態にも手応え。次回登板に向けて「どんなマウンドでもやることは変わらない。1イニングでも多く、完封をめざして投げたい」と、誓った。

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