ソフトバンク・石川、西武封じ3勝目 8回1失点、防御率リーグトップ1・59

 「ソフトバンク4-1西武」(26日、ヤフオクドーム)

 恐怖心のかけらも感じさせなかった。ソフトバンク・石川は平然と口にした。「インサイドはやらなくちゃいけない作業。しっかり持ち味が出せた」。8回を3安打1失点。強力な西武打線封じの手本を示した。

 初回は先頭の秋山を内角の147キロで見逃し三振。二回は山川への初球が死球となったが、力のある直球を懐に投げ込んだ。独特のカーブもさえ、ストライク先行の投球で攻めた。今季3勝目で規定投球回に達し、防御率1・59はリーグトップに躍り出た。

 開幕当初の中継ぎから先発をつかみ、今や安定感は先発陣で随一。自己最長の8回1/3を投げた19日の楽天戦に続く力投を、工藤監督も「怖がらずに内角を攻めた。隙のない見事な投球だった」とたたえた。

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