上行結腸がんのため、23日に死去した元プロ野球広島の衣笠祥雄氏(享年71)の葬儀・告別式が25日、都内でしめやかに営まれた。
2215試合連続出場の世界記録(当時)を樹立した“鉄人”の訃報から一夜明け、親族らごく親しい関係者のみで執り行われた。広島時代の同僚で、大親友だった野球評論家の江夏豊氏も参列した。
24日には「(衣笠氏は)本当に俺の宝物だよ。次の世界でまた一緒に野球談議でもするよ」と語っていた江夏氏。出棺に立ち会い、神妙な表情を浮かべて故人をしのんだ。参列者が別れを惜しむ中、衣笠氏は天国に旅立った。