明大の竹田、磯村がデビュー そろって1回無失点

1回を無失点に抑えた明大・竹田
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 「東京六大学野球、明大9-2東大」(21日、神宮球場)

 明大が今季初戦を快勝で飾った。昨春のセンバツ準優勝右腕・竹田祐投手(1年・履正社)と昨夏の甲子園に出場した左腕・磯村峻平投手(1年・中京大中京)がともに登板。そろって1回無失点で神宮デビューを果たした。

 ともに自己最速を1キロ更新する力投を見せた。まずマウンドに上がったのは竹田。七回に2番手として、最速146キロの直球を軸に1回を完璧に抑えた。八回からは磯村がバトンを受け、直球主体の強気の投球で圧倒。最速は144キロをマーク。神宮のマウンドについて磯村は「投げやすかったです」と手応えをつかんだ。

 背番号にも期待が表れている。竹田はかつて野村祐輔(広島)もつけた「23」、磯村は「1」を背負う。善波達也監督は「彼らの持ち味が神宮でも出せたかな」と手放しでほめた。

 野手陣も七回に代打で小泉徹平内野手(1年・聖光学院)、最終回の守備から篠原翔太捕手(1年・報徳学園)に出番が回ってきた。ベンチ入りの新人は全員出場。試合前にはOBで1月に亡くなった星野仙一さんの追悼試合が行われ、ナインは左肩に喪章をつけてプレーした。フレッシュな戦力たちが偉大な大先輩の意志を継いでいく。

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