日本ハム斎藤、無安打投球も8四死球で四回途中降板 白星逃す「慎重になりすぎた」

1回ロッテ2死満塁、ロッテ・菅野剛士に押し出し死球を許し、先制点を奪われる日本ハム・斎藤佑樹=東京ドーム(撮影・中田匡峻)
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 「日本ハム-ロッテ」(7日、東京ドーム)

 日本ハム・斎藤佑樹投手が今季初先発した。制球を乱し四回に途中降板。3回2/3を被安打0ながら8四死球だった。

 打線の大量援護も受け、昨年5月31日のDeNA戦以来となる白星を手にする大チャンス。だが、自滅の形で欲しかった“結果”を手放してしまった。

 降板後、「打たれたくない意識が強くなってしまったのかもしれません。少し慎重になりすぎました。先発投手の責任を果たせず、悔しいです」とコメントした。

 不安の幕開けだった。一回、先頭の荻野に対して137キロ直球でストライク。2球目はフォークで空振りを奪うと、3球目は高めのつり球で右飛に仕留めた。続く藤岡も2球で追い込んだが、決め球で打ち取れずに四球。3番中村は初球ツーシームの制球が定まらず死球。4番井上にはフルカウントから四球を与え、満塁となった。

 鈴木は遊飛に仕留めて2死満塁。だが、6番の菅野は初球のカットボールが引っ掛かり、痛恨の押し出し死球。独り相撲であっさり先制点を献上した。続く福浦は何とか三振に仕留め、1失点でしのいだ。

 二回は落ち着きを取り戻し、打たせて取る投球に徹して三者凡退。味方に5点の援護をもらった直後の三回も1死から中村に四球を与えたが、後続を抑えて無失点に抑えた。

 カットボールやツーシームなど、手元で微妙に変化させる投球術を駆使。のらりくらりと相手をかわしながら、アウトを稼いだ。だが、5点リードの四回も3四球を与えて2死満塁。ここまでノーヒットに抑えていたが、無念の交代となった。

 斎藤佑は昨季1勝どまり。復活を期す8年目のシーズンで、オープン戦では1試合に登板し、2回5安打5失点、防御率22・50。今月1日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦で4回5安打3失点(自責1)の内容で、この日のチャンスをつかんだ。

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