連覇目指すソフトバンク 継投で27人斬り完封 柳田が決勝2点二塁打
「ソフトバンク2-0オリックス」(30日、ヤフオクドーム)
連覇を目指すソフトバンクが、開幕戦を3投手の打者27人で終える完封リレーで勝った。
投手戦で迎えた終盤の八回、ソフトバンクは1死満塁の好機を築くと3番柳田が左中間へ2点適時二塁打を放ち先制した。この一打で好投を続けていたオリックス・西をKOした。
柳田は「追い込まれたら厳しい投手なんで、追い込まれる前にいきました」と初球の直球をフルスイングして決勝点を奪った。
プロ野球史上初の育成選手出身の開幕投手を務めた千賀は、初回の初球に157キロの直球を投げ込むなど、7回1安打1四球。初回に2番の山足に中前打を許したのと二回に四球で走者を出したが、いずれも併殺打を打たせ打者21人で無失点に封じ込めた。「だいぶ前から監督に(開幕投手を)言ってもらっていたので、思い切って投げる気でいました」と、腕を振って投げた。
勝利投手にはなれなかったが「0で抑えて(チームが)勝てた。勢いに乗っていけたらいい」と話した。勝利投手になった2番手の岩崎、セーブを挙げたサファテの救援陣がパーフェクト投球。終わってみれば打者27人で試合を終えた。