智弁和歌山7年ぶり春勝利 エース平田欠場もメンバー奮起 高嶋監督「思い通り」

8回智弁和歌山2死一、二塁、勝ち越しの2点適時打を放つ智弁和歌山・池田=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「選抜高校野球・2回戦、智弁和歌山4-2富山商」(25日、甲子園球場)

 智弁和歌山が2番手で登板した池田陽佑投手(2年)の勝ち越し打で富山商に競り勝ち、選抜では7年ぶりの勝利を飾った。高嶋仁監督は史上最多を更新する甲子園65勝目を記録した。

 ドラフト上位候補のスラッガー・林を筆頭に強打を誇る智弁和歌山打線だが、勝負を決めたのは下位打線だった。2-2の八回、5番・冨田からの打順だったが、2人続けて打ち取られる。ここで7番・根来が二塁手の失策で出塁すると、東妻は四球を選んだ。迎えた打者は五回途中から登板していた池田。ピッチャー返しの打球は、浅めに守っていたセンターの前へ。二塁走者が帰ってくるのは微妙なタイミングかと思われたが、富山商中堅・石橋がこれを後逸。2点が入り、試合が決まった。「振ったら当たらんのでミートしろと。当てたら何とかなるやろと。いいところに飛んでくれましたね」と指揮官は笑顔で振り返った。

 池田は投げても4回1/3を2安打無失点。体調不良で22日の開会式を欠場していたエース平田が登板回避するアクシデントも乗り越え、2011年大会以来となる選抜での勝利を挙げた。先発で2失点の小堀も含め、高嶋監督は「(2投手は)持ち味を出してくれた。これくらいの力は持っていますから、思い通りですかね」と想定内の活躍だとした。

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