ヤクルト・山田4号ソロ “トリプルスリー仕上げ”完了

 「オープン戦、日本ハム2-1ヤクルト」(24日、札幌ドーム)

 確信に満ちた表情で、ヤクルト・山田哲が言った。「2年前に近い。同じような感覚。すごくいい時の自分だと思う」。オープン戦4号アーチは、ここ4試合で3本目。2年連続トリプルスリーを達成した16年並みの仕上がりにあることを明かした。

 三回無死の場面で、17日にもソロを放ったマルティネスからソロ。144キロの外角球を完璧に捉えた打球は、低い弾道のまま左中間フェンスを越えた。

 オープン戦は14試合で35打数8安打の打率・229だが、安打の半分が本塁打。捉えた打球は高確率で柵越えしている。後半7試合では18打数7安打の打率・389。ヒットをホームランにする確率を上げるという命題を求めつつ、順調に開幕に合わせてきた。

 小川監督も「体の状態が非常にいい。初回から相手にプレッシャーを与えられる」とうなずいた。開幕の打順は1番が濃厚だ。「映像も確認しているけど、しっかりスイングができている。明日からでも開幕していい感じ」と山田哲。逆襲のシーズンへ、もう準備はOKだ。

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