オリックス中島「本塁打増やす!」 今季“2発目”はOP戦初アーチ
「オープン戦、オリックス5-4日本ハム」(7日、ほっともっとフィールド神戸)
高々と舞い上がる打球はホームラン打者のそれだった。オリックス・中島裕之(35)が二回に上沢の高めに浮いたカットボールを捉え左越えに1号ソロ。2月28日の韓国・斗山戦でも一発を放っており、対外試合4試合の出場で2発となった。
「今年は強く打ちにいこうと思ってる。追い込まれるまでは強く振って。追い込まれたら軽打で」
西武時代の2004年には27本塁打を放ったスラッガーも昨季は9本塁打。かつてのような一発の魅力が影を潜めていた。そこで自主トレから強いスイングを心掛けてきた。
「本塁打を打てるに越したことないから。増やしたい。数は増えれば増えるほどいいですから」
今季は三塁に再転向。ベテラン小谷野と定位置を争う日々だ。「やったろうと思ってますよ。競争ある方が野球をしてるっていう感じ」と充実感をにじませる。福良監督も「ナカジはずっと状態いい」と評価した。
吉田正、ロメロ、マレーロ、T-岡田に続いて中島も本塁打増となれば、その破壊力は他球団の脅威になるはずだ。