松山聖陵・土居 8強導く プロ注目の190センチ右腕 広島・アドゥワほうふつ

 「選抜高校野球」(23日開幕、甲子園球場)

 プロ注目の大型右腕だ。190センチの長身から最速144キロの直球と落差のある変化球を投げ込む松山聖陵のエース・土居豪人投手(2年)。2016年ドラフト5位で広島入りした先輩・アドゥワ誠投手をほうふつとさせる右腕は、初出場のセンバツに向け「楽しみだし緊張もある。目標はベスト8」と力を込めた。

 昨秋は愛媛大会を制し、四国大会でも4強入り。ただ、準決勝で明徳義塾のプロ注目右腕・市川と投げ合い1-3で敗れた。

 直後に明治神宮大会を制した強敵を相手に接戦を演じたが、10四死球を与えた投球内容には「自分の力不足を感じた」と悔しさが残った。

 憧れのマウンドを見据え、冬場は松山市・梅津寺の砂浜での走り込みで下半身を強化。「夜は1キロの米を食べる」という食トレで体重が3キロ増え、上半身の筋力アップにも取り組んだ。ひと回りたくましくなった太ももが厳しいトレーニングの成果を物語っている。

 「3年の夏までに150キロを出す」。入学時に掲げた目標に一歩ずつ近づいてきた。沖縄尚学の三塁手として99年センバツ優勝を経験した荷川取秀明監督(36)は「まだまだ未完成だけど、楽しみ。150キロを出す可能性はある」と期待を寄せる。

 チームは県外出身選手が多いが、土居は愛媛・宇和島市出身。正月に帰省した際には、地元の和霊神社でセンバツでの勝利を祈った。

 「自分が守備のリズムを作って、チームを引っ張りたい」。未完の大器は“全国デビュー”に向けて着々と準備を進めている。

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