侍 則本ら継投で2試合連続完封 稲葉監督「東京五輪に向けて戦いは始まっている」

8回、好投を見せる石崎(撮影・山口登)
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 「ENEOS 侍ジャパンシリーズ2018、日本6-0オーストラリア」(4日、京セラドーム大阪)

 侍ジャパンが連勝。6投手の継投でオーストラリア打線を3安打完封した。

 先発した則本は2回を1安打5奪三振と貫禄の投球。2番手以降の田口、堀、高梨の3人の左腕も安定したピッチングを披露し、5番手の石崎も150キロ超の直球で1回を無安打2奪三振と危なげない投球内容だった。九回は松井が無死二塁のピンチを招いたが、後続を断った。

 打線も1番の秋山が3安打2打点、2番の松本が2安打3打点と躍動。主軸3人は無安打に終わったが、1、2番コンビの活躍で6点を奪い、投手陣を援護した。

 稲葉監督は「投手陣の素晴らしさが分かった。非常に楽しみ。きのう、完封ということできょうの投手陣はプレッシャーがかかったがよく投げてくれました。きのうもきょうもすべての投手が自分の持ち味をしっかり出してくれて打者を抑えてくれた」と投手陣の力投をたたえた。

 さらに2020年の東京五輪に向けて、「オリンピックに向けて戦いは始まっている。私もしっかりと準備してやっていきたい。2020年、金メダルを取るために頑張ります」と力強く話していた。

 お立ち台に上がった則本は「緊張感はありました。変化球自体はあまり良くなかったので、真っすぐでいきました。母国でオリンピックが開催される時に現役でいられるので2年後のオリンピックまでしっかり頑張りたい」とアピールした。

 打者のヒーロー、秋山も五輪に向けて「あっという間に近づいてくると思うので選ばれるように全力でやっていく」と大舞台を見据えていた。

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