巨人・菅野2種類のシンカー披露 捕手・小林「フォークみたい」

 「巨人春季キャンプ」(2日、宮崎)

 巨人・菅野智之投手(28)が2日、春季キャンプ初のブルペン入りし、2種類のシンカーを披露した。捕手を務めた小林は、キレが抜群の新魔球に太鼓判を押した。

 いきなり宝刀を抜いた。高橋監督ら首脳陣が見つめる中、計52球。そのうち、大きく斜めに落ちる軌道と、縦に落ちる2つのシンカーを試投。「見ての通り、あれくらい投げられれば。カウントと空振りを取れるのと、2種類使えれば」と納得の表情で説明した。

 昨年末からのハワイ自主トレなどで磨いてきた新魔球。小林も縦のシンカーを受けた際には「フォークみたいです」と驚きの声を上げ、投球後も「かなりキレと変化があった。これから楽しみ」と、2つあれば鬼に金棒と言わんばかりに頼もしそうだった。

 新球習得に力を入れるエースに高橋監督も絶大な信頼を寄せる。「心配も何もしていない。後は3月30日だっけ。ちゃんとやってくれると思っています」。進化を遂げた菅野が、3・30開幕戦では虎打線の前に立ちはだかる。

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