日本ハム・ドラ1清宮、一塁で開幕!アリゾナで特守漬け

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が、一塁手として開幕を目指していく方針であることが26日、分かった。米アリゾナで行われる1軍キャンプでは、特守など守備練習に多くの時間を割く予定。レギュラーを勝ち取るためには、ディフェンス力の向上が喫緊の課題だ。

 高校通算111本塁打を誇る怪物は、プロの舞台でどこの守備位置に就くのか-。新人合同自主トレを視察した球団関係者は、一塁手として鍛え上げるプランを描いていた。2月1日のキャンプインから、守備の特訓が始まる。開幕へ向けて、時間はない。

 「うちのチームに『DH』というポジションはない。まずは、プロのスピードについていけるようにならないといけない」と同関係者。以前、栗山監督は三塁に挑戦させる可能性を示唆していたが、現状では一塁が基本線。「そこでできない練習を三塁でやることはあると思う。送球とか」と説明。清宮にとって三塁練習は、あくまでも一塁の守備力アップのための手段だ。

 高校時代も外野に挑戦し、2年春には背番号「8」の中堅手として公式戦に出場。しかし、最終的には一塁に落ち着いた。今後、首脳陣は清宮と直接話し合いの場を設ける予定で、ディフェンス力向上を目指して一から取り組んでいく。

 ただ、一塁に限定されると、打点王2度、通算177本塁打の中田と争うことになる。たとえ世代屈指の打力があっても、プロの世界でレギュラー奪取はそうたやすくはない。

 右手親指を痛めている清宮はこの日、軽めの素振りで患部の状態を確認した。「思っていたより振れました。痛みもないですし、良かったです」と回復は順調だ。厳しい鍛錬も全ては超一流への道。泥だらけになり、成長のきっかけをつかむ。

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