日本ハム・斎藤佑 清宮フィーバーの影で復活へ虎視眈々

 日本ハム・斎藤佑樹投手が9日、自主トレ先の米国グアムへ出発した。プロ7年間で通算15勝。昨季はわずか1勝にとどまった。6月に30歳となる右腕は「野球がいつまでできるか分からない。必死に、野球ができること感じながらやりたい。結果を出したいという思いが強い」と悲壮な決意を口にした。

 昨季終了後から、オフも継続的にブルペン入り。状態を維持しながら、技術向上も追い求めてきた。今季、復活の鍵に挙げた球種が秋季キャンプから精度に磨きをかけてきたチェンジアップ。「使えそうなのでしっかりものにできるようにしたい」。グアムでも毎日、最低50球以上を投げ込むという。

 現地では約9時間にも及ぶ練習で、徹底的に肉体強化も敢行する。昨年に続いて同行する白村が「本当にきつい。去年は夜逃げしようかなと思ったくらい。グアムだけど、修行しに行くという感じです」というほどの過酷トレーニングを敢行する予定。シーズンを戦い抜くために食事制限で体質改善も行い、コンディションを極限まで仕上げていく考えだ。

 この日、千葉・鎌ケ谷の2軍施設では、早実の後輩でドラフト1位・清宮幸太郎内野手ら新人の合同自主トレがスタートした。かつて、同じように大注目を集めた男は「自分も負けないように頑張るだけですから」とだけ語り、静かに出発。闘志を内に秘め、勝負のシーズンへ向かう。

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