元ロッテ・愛甲氏ら学生野球資格回復研修を修了

 プロ野球経験者が高校、大学で指導するための資格回復制度のアマ側研修会が10日、都内で2日間の日程を終えた。元ロッテの愛甲猛氏(55)、元中日の山本昌広氏(52)らプロ側の研修を受講済みの78人に修了状が授与された。

 横浜で80年夏の甲子園優勝投手となった愛甲氏は「今は戻るとか考えていないが、母校のために多少なりとも力になれれば。もう一回、頂点に立って欲しい」と思いを吐露。「横浜高校といえば野球というイメージは全国にあると思う。OBが守っていかなきゃいけない。『一応、教えられるよ』という立場にはなっておかないと」と話した。

 現在は小、中学生の指導、社会人クラブチーム・東京メッツのコーチも務める愛甲氏。「(元プロは)最高水準の技術を伝えていかなきゃいけない立場にある」と話す一方で「野球の指導以上に、人間形成が大事だと再認識した」と研修の感想を述べた。

 山本氏は「今回の研修は役に立った。プロと違って体ができていないと、アクシデントへの対処も違う。技術だけじゃないんだと。もっと必要なことはたくさんあるんだと感じた」と意義を強調。「時間がある時にアドバイス的な指導ができれば」と意欲を示した。

 研修会は16、17日に大阪でも開催。修了者は来年2月6日の資格審査委員会で認定されれば、資格を回復する。

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